配当利回りとは、株価に対して、1年間に受け取れる配当金がどれくらいの割合かを示す数字のことです。この記事では、計算方法、予想と実績の違い、配当利回りを見るときの注意点を説明します。
超簡単な説明
株価1,000円の株で、1年間の配当が1株30円なら、配当利回りは3%です。「この値段で買うと、1年で何%分の配当がもらえるか」の目安になります。

この用語が投資にどう影響するか
出会う場面 証券会社の銘柄ページや会社四季報、ニュースの「高配当株」の特集などで目にします。多くの場合、会社が出している今期の配当予想をもとにした「予想配当利回り」が表示されています。
株価との関係 配当利回りは株価で割って計算するので、配当が同じでも、株価が下がると利回りは上がります。そのため、利回りが高く見えるのは、株価が下がった結果であることがあります。業績の悪化で将来の減配が心配され、株価が先に下がっている場合もあります。
判断での使い方と注意点
- 予想か実績かを確かめる。予想配当は、業績しだいで減ることがあります。
- 配当性向も一緒に見る。利益に対して配当が多すぎると、今の配当を続けにくくなります。
- 記念配当や特別配当が含まれていないか確かめる。その年だけの配当なら、翌年の利回りは下がります。
- 配当の権利を得たあとの権利落ち日には、配当の分だけ株価が下がりやすくなります。配当だけを見て短期で売買すると、値下がりで相殺されることがあります。
- 表示されている利回りは税金を引く前の数字です。
計算方法
配当利回り(%)= 1株あたりの年間配当金 ÷ 株価 × 100
年間配当金は、中間配当と期末配当を合わせた1年分の金額を使います。
| 株価 | 年間配当(1株) | 配当利回り |
|---|---|---|
| 1,500円 | 30円 | 2.0% |
| 1,000円 | 30円 | 3.0% |
| 750円 | 30円 | 4.0% |
配当にかかる税金
上場株式の配当は、受け取るときに所得税・復興特別所得税15.315%と住民税5%、合わせて20.315%が差し引かれます(大口株主などを除く)。たとえば税引き前で3,000円の配当なら、手取りはおよそ2,390円です。NISA口座で受け取る場合や、確定申告をする場合は扱いが変わります。
由来
英語の「Dividend Yield」の訳です。Dividendは配当、Yieldは利回り(投資額に対する収益の割合)を意味します。
例文
「配当利回りが5%を超えているが、株価が下がった結果なので、減配の可能性も確かめておきたい。」
よくある質問
Q: 配当利回りは高いほど良いの?
A: 高いだけでは判断できません。株価が下がって利回りが上がっている場合や、続けにくい配当の場合があります。配当性向や業績の推移と一緒に見ます。
Q: 予想配当利回りと実績配当利回りの違いは?
A: 予想は会社が出している今期の配当予想で、実績は前期に実際に払われた配当で計算したものです。
Q: 配当をもらうにはいつまでに買えばいいの?
A: 権利確定日の2営業日前(権利付き最終日)までに買って、その日の取引終了まで持っている必要があります。
関連する用語
参考資料
- 国税庁 タックスアンサー No.1330「配当金を受け取ったとき(配当所得)」(2026年11月7日確認)


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